様々な尿漏れ

多くの男女が悩んでいると言われる「尿漏れ」は、年齢を重ねるごとに増加傾向にありますが、予防や治療で改善することができる症状です。
尿漏れの多くは骨盤底筋のゆるみが原因である「腹圧性尿失禁」と、膀胱が何らかの原因で過活動となってしまう「切迫性尿失禁」であると言われており、中にはどちらの症状も当てはまる人もいます。
腹圧性尿失禁は特に女性に多い症状ですが、骨盤底筋を鍛える体操を継続することで症状が改善されることがあります。
また、切迫性尿失禁の場合は本来膀胱に貯めておくことができる尿量よりも極端に少ない量でも強い尿意を感じてしまう症状ですが、病院で治療を受けた後、尿意を我慢して膀胱に貯める量を増やす訓練をすることで改善されることがあります。

従来は尿漏れは老化によるものと思われがちで、あきらめる人も少なくありませんでした。
しかし、現在では尿漏れの原因もわかっており、治療によって症状が改善されるようにもなっています。
例えば、腹圧性尿失禁の場合は、くしゃみや重たい荷物を持った時に尿道の位置がずれて尿道が開いてしまうことで尿が漏れてしまいます。
この場合、腹圧がかかっても尿道が開かないようにすることが手術で可能となっています。
また、切迫性尿失禁は膀胱に尿が溜まっていないのに膀胱が縮んで急激な尿意を感じるものですが、この場合は抗コリン薬の服用が効果的であることがわかっています。
切迫性尿失禁は「過活動膀胱」とも呼ばれており、近年増加している病気の一つです。